前回、新陳代謝についてお話させていただきましたが、もう少し代謝について説明させていただきます。
 人間の代謝は基礎代謝が7割、運動による代謝が2割、食事誘導熱代謝と呼ばれる代謝が1割です。新陳代謝を上げるためには運動も大切ですが、代謝の7割を占める基礎代謝に目を向けていただきたいです。
 基礎代謝は体温を調節したり、呼吸をしたりするような人間が生きていくうえで必要なエネルギーなので、この基礎代謝を上げると運動をしていない時でもエネルギーを消費されやすくなります。では、新陳代謝を上げる7つの方法をお伝えいたします。

① 正しい姿勢・歩き方
毎日、適度な運動がいいことはわかっていても実際にできる方は少ないかもしれません。運動はできなくても、姿勢を正しくすることで新陳代謝は上げることができるんです。仕事や自宅で座っているとき、猫背になったり、背もたれに寄りかかってはいませんか? 悪い姿勢は筋肉をあまり使っていないので楽かもしれませんが、その分代謝も悪くなってしまいます。背筋を伸ばして座るだけでも筋力がアップし、代謝も上がってきてくれます。
歩くときも背筋を伸ばして、しっかり前を向きおしりに力を入れて歩いてみましょう。簡単な方法なのですぐに始められますよ。
② 体温を上げる
 体温が低いと血行が悪くなり代謝が悪くなります。日頃から冷たい食べ物、飲み物を過剰に取りすぎないように注意し、体が温まる食べ物を積極的に食べましょう。お風呂ではシャワーですまさず、湯船につかり体の芯から温まるようにしてください。
③ 睡眠
 新陳代謝を正常に保つためには成長ホルモンが不可欠です。成長ホルモンは寝てから2時間から3時間後にたくさん分泌されます。浅い眠りや短い睡眠では成長ホルモンが分泌されないので、質の良い睡眠は新陳代謝を上げるうえで大変重要になってきます。
④ 食事
 新陳代謝を正常に保つために必要な成長ホルモンはアミノ酸から作られ、アミノ酸はたんぱく質を分解して作られます。良質なたんぱく質を適量、摂取することはとても重要になってきます。たんぱく質を多く含む食品には大豆製品の植物性たんぱく質、牛乳や乳製品、牛肉や魚の動物性たんぱく質があります。食事の際には心がけて食べてください。
⑤ 腸の働きの活性化
 腸の働きが悪いと栄養が体の細部にまで行き届かなくなるだけでなく、便秘になったり、内臓脂肪を増やしたり、ドロドロの血液になったりします。整腸作用のあるヨーグルトや繊維質のある食物と一緒に食べることで腸の働きをよくして基礎代謝を上げましょう。
⑥ 複式呼吸
 お腹から意識して呼吸をすることで副交感神経に働きかけ、リラックスしやすくなりストレスを感じにくくして新陳代謝の低下を防いでくれます。
 複式呼吸はお腹の中の空気をゆっくり、しっかり吐き出し、今度は目いっぱい空気を吸いお腹を膨らませます。特に空気を吐くときに副交感神経は働きやすいと言われています。
⑦ 運動
 基礎代謝を上げるために一番簡単な運動はウォーキングと言われています。特に有酸素運動のウォーキングでは肺や心臓が鍛えられ、体の持久力があがり、脂肪燃焼に効果的です。また、ヨガも呼吸法といろんなポーズで内臓の機能を上げて新陳代謝を上げる効果があります。